ケニヤ

Girl in Kenya

DMIのケニヤでの働きは1998年に始まりました。今ではケニヤ全土に34のろう教会を作るまで成長し、毎週 2,500 を超える人々に働きかけています。訓練を受けた18人の伝道師がそれらの教会で牧会をし、ろう者コミュニティ中に福音を述べ広げています。

多くの発展途上国にありがちなことですが、ろう者は健常者と同じように教育を受ける機会が与えられていません。ケニヤでは、ほとんどの子供たちは最低でも小学校までの教育が受けられます。しかし、ろう学校が不足していることから、多くのろう者は母国語で教育を受けることができません。

DMIはケニヤ西部に、インマヌエル・クリスチャン・ろう学校を設立しました。過去4年間、この学校はケニヤのろう小学校の中で最も良い学習成績を治めています。近い将来、中学校を増設する計画もされています。

学校は、ナイロビから約250キロ西にある、リンガという美しい地域にあります。約80人の生徒が、この宿泊施設のある学校に通っています。多くの生徒は、家が遠かったり、親が学費を払えないという理由で、学校を始める時期が遅れています。中には全面支援が必要な孤児もいます。月3000円で支援してくださっている日本の方々のおかげで、多くの生徒たちがこの学校で教育を受けることができています。

この学校は地元の地域社会に、ろう者に対する意識を積極的に広げる役目を果たしています。学校評議会には保護者と教育省の職員が含まれています。また学校は小さな農園を持っていて、新鮮な果物と野菜が作られています。年長の生徒たちはそこで農業を学ぶことができます。何百羽の鶏が新鮮な卵のために、牛が牛乳のために、山羊とロバが水を運ぶために飼われています。トウモロコシ、サツマイモ、ケール、玉ねぎ、トマト、アボカドなど多くの野菜が栽培されています。肉は高すぎて買うことができないので、農園の卵と鶏肉が生徒の主なタンパク源となっています。その他の農業活動は、学校が自給自足できることを助けるために行われてます。